エヴァ&サキエル

 (株)バンダイ製LM-HGエヴァンゲリオンシリーズより、EVA初号機」。


 バンダイ製のプラモデルはガンプラで研究されているせいか、他のロボット物でも出来が良い。関節の可動範囲の広さ、それにともなうポージングの豊かさ、そしてプロポーションのバランスの良さ、改造の必要が無いくらい完成度が高い。改造マニアにとっては楽しみが薄くなるかもしれないけど(^^;)。
 特に改造は加えず、パーツの継ぎ目をパテ埋めそして、塗装で質感を出すようにした。


 ボディにサーフェイサーを吹き付け、その上からシルバーを吹き付けて、金属感をだす。その上から「エヴァンゲリオンカラー」のスプレーを軽めに吹き付けて、金属感を残すように調子付けをしていく。


 写真では判りづらいかもしれないが、この初号機のボディカラーはザラついた銀色交じりのパープルになっている。これでプラスチックの軽い質感は抑えられていると思う。

閉まっている
エントリープラグ挿入

 バンダイ製のプラモデルは外見的に良いだけでなく、ギミックも素晴らしい。上の写真のように、エントリープラグの
着脱も完全に再現されている。エントリープラグもただ挿入されているだけでなく、開閉口の装甲板が上下するのと
連動してプラグも上下する。



通常時
暴走時

 口の部分も開閉するように出来ていて、暴走時の顔も再現出来るようになっている。いい面構えだ(^^;)。



 アンビリカルケーブルも着脱可能になっている。しかし、差込口はプラパーツに穴が空いているだけなので、何回かプラグの着脱を繰り返したら差込口にヒビが入ってきた(T_T)。すると差し込んでもグラグラしてすぐ外れるようになってしまった。差込口はポリキャップを使うなどして改良した方がいいかもしれない。

 

 「EVA零号機」、黄色タイプ。これもまた立ちポーズがキマッている。


 初号機と同じく、零号機もエントリープラグ挿入が再現されている。こういうメカっぽいギミックって、なんか萌えるな
ぁ(^^;)。



 目(?)の部分と頭頂部には色付きのクリアパーツが使われている。クリアパーツはなかなか自作が出来ないので(廃プラのクリアパーツから削り出すとか)、こういうのはとても嬉しい。



 「EVA弐号機」。プログレッシヴナイフを手前に出す有名なシーン。間接の可動域が広いので腕を内側に絞り込むようなこうゆうポーズも可能だ。
 プログレッシヴナイフがまだ未塗装なのが格好悪いけど(^^;)。

通常時
暴走時

 顔の部分も、通常時から暴走時に可動する。どちらもアニメの印象を崩さないイイ感じ!。



 EVA弐号機のエントリープラグ挿入。初号機、零号機とは異なり、観音開きになっている。こんなところにも細かいこだわりを感じる。

 使徒に侵食された「EVA参号機」。このプラモデルにはエヴァ標準用の腕と、使徒侵食用の長い腕が揃っている。今回は使徒侵食用のパーツを使用した。

 使徒に侵食されたということで、菌糸まみれの状態も再現してみた。
 菌糸は、ゴム用接着剤に木工用ボンドを混ぜて糸を引かせてボディにくっつけた。これは模型雑誌に紹介されていたテクニックで、試してみたらこれが結構イイ感じ!。エントリープラグ挿入口に混合ボンドを垂らし、爪楊枝で糸を伸ばすようにくっつけていく。グチョグチョ感を出すために練っては伸ばし、練っては伸ばして、もう夢中になってくっつけていった。他人が見たら、この光景をどう思うだろうか(^^;)。

口の中にも侵食
侵食

 「第3使徒サキエル」。プラモデルには、顔が1つバージョンと、爆撃を受けて顔がもう1つ出てきたバージョンのパーツが揃っている。今回はそのどちらでもなく、中間の「爆撃をうけた直後の、顔がメチャメチャになってるバージョン」に改造してみた。

 元々のパーツは顔が2つともキレイ。アニメ画面を参考にしながら顔に傷を入れてみた。口ばし(?)のある方の顔はカッターで切り込みを入れるだけで再現できた。丸顔の方は半分だけ皮膚(?)が剥がれているようになっているので、削るだけでは表現するのは難しい。
 まず、顔の左側面(皮膚が剥がれている側)にカッターで傷を入れる。顔の右側面はパテで皮膚の厚みを成型し、乾燥して固まってからカッターで傷を入れる。

 下の写真のように塗装で色分けをする。傷の中にも色を差し込ませて深さ強調する。



 アップで見ると、なんだか「コワ可愛い」(^^;)。

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